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英語なんて大嫌い!

 

 このコーナーでは私が、洋書のゲームブックを読もうと悪戦苦闘する涙の苦闘の日々を記録していこうと思う。もともと冒険記録日誌で使うネタだったのだが、読解があまりにもスローペースなので独立して書くこととした。月1回更新の予定。日記ではなく月記といったところだ。
 なお今回取り組んでいる
洋書のゲームブックとは、主にブラッドソードシリーズ第5巻のことである。
このシリーズ自体の魅力については、冒険記録日誌に掲載してあるのでそちらを見てほしい。

 

2003年1月

 今年も無事に新年を迎えたのを機に、未読でプレイしがいのある作品を何かチャレンジしてみようと考えてみる。

昨年読んでいたゲームブックは、すぐに読み終わる軽めの作品が多かったのだ。

 そんなわけで選んだのが、富士見書房から発売されたブラッドソードシリーズなのだ。

以前より高い評判があったのは知っていたが、今まで手を出さなかったのには理由がある。

なんとこの作品は全5巻で物語が完結するはずなのに、和訳されたのは4巻まで。

つまり最終巻が日本では発売されなかったのだ。これは悲しすぎる。(さらにいうと現在は1〜4巻も絶版)

もし本当にこのシリーズが面白かったら、それはそれで欲求不満になるではないか。

だが最近になって古本屋でこの本を入手したこともあり、やはり一度はプレイしてみようと思い直したわけだ。

 詳しくは冒険記録日誌に書いたのだが、実際にプレイしてみてこのシリーズは本当に面白かった。

ゲーム中はいろいろ紆余曲折あったが、それはまた日誌でとりあげるとして、とにかく1月中に3巻までクリアした。

 

 

2003年2月

 ついに残りの4巻をクリアしてしまった。

なんてことだ。ブラッドソードも手に入り、これから真のマグス達と対決するというところで終わるとは。

わかっていたことだがこれはヒドイ。なんといっても最終巻はないのだ。

原書でもブラッドソードシリーズは絶版となっており、特に第5巻は入手困難とされているらしい。

もし海外のネットオークションで出品されれば、一万円近くの値がつくと噂される貴重品なのだ。

残念ながら続きをプレイするのは、あきらめざる得ないだろう。

最初はそう思った。

 しかし素晴らしいことに、海外の某サイトでブラッドソードシリーズの全内容を無料で公開していることを発見したのだ。

未練がましく、海外にもブラッドソードシリーズのファンサイトがないかと、ネット捜索をしたおかげである。

 まさにインターネット時代万歳!という気持ちで、早速ブラッドソード5巻をダウンロード。

 

 ただ問題点が一つあった。原書だけあって、当たり前だが文章はすべて英語である。

私は大の英語嫌いなのだ。高校の英語テストでは常に赤点だった。いまに至るまで中学1年レベルのままの英語力なのだ。

 ひとまず挿絵などを眺めて楽しむ。

 ・・・・・・虚しい。

 我ながら無謀な試みとは思いつつ、私は一つの決心をした。

最後まで読んでみようじゃないの。ブラッドソードシリーズを!

 

 

2003年3月

 挑戦するために、ひとまず英語に対する恐怖感を克服する必要があるだろう。

そう思って、少し前に世間で評判だった「ビック・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」(以下、ビック・ファット)という本を購入してきて読む。

 この本は、なかなかわかりやすい。「話すことより、まず読むことを重視しよう」といった書き方が、今の私の要求にピッタリだ。 

その結果わかったことは、英文はまず主語と動詞を見つけ出す事が大事ということ。

考えればあたりまえのことだろうが、長い英文を見ただけで戦わずして敗戦を認めたくなる私にとっては、心強い認識となった。

 他にも 「The」と「a」の違いを説明したくだりは、目からウロコの気分。

 それから形容詞や修飾語はその後で考えれば良い、おまけみたいなものだ。わからないならひとまず無視してもよい

という言葉にも救われる気がした。確かに、楽しんで本を読むのが目的だから、自分さえ意味がわかればいいのだ。

 学校で学ぶ英語は、そんな曖昧さは許されないから苦手意識が生まれたのかもしれない。

もっとも将来、まさか自分が洋書を読みたくなるなんて思ってなかった。わかっていれば、もう少し真面目に勉強していたかもしれない。

今となっては過去のことなど、どうでもいいことだが。

 次に英語の辞書を購入する。特にこだわりはなかったので、本屋で3冊くらい見比べてから「ユニコン英和辞典」(文英堂)を選んだ。

これで準備は整った。

 試しにブラッドソード5巻の紹介文(日本版なら本の裏表紙に書いている文章)から辞書を片手に翻訳をはじめる。

(原書)

Blood Sword 5  The Walls of Spyte

In the darkening sky above, five ominous stars have come into conjunction for the first time in 200 years.
Out of the vault of the sky they cast their baleful influence across the frozen landscape.
They are the dis- embodied spirits of the last of the Magi seeing the return to the mortal world at midnight and ushering in a new era of terror.
You wield the sole force in the world capable of destroying the Magi.
The Sword of Life is mankind?s only hope but it is no guarantee of victory.
The Magi have had 2 centuries of exile to plan their reincarnation.
To stop them you will need greater courage and strength than ever before?

(プリン版)

ブラッドソード5巻 スパイトの城壁を砕け!

空は暗くなっていた。5つの不吉をもたらす星はもっとも重要な200年目の時を迎えた。
天空の彼方から彼らは有害な影響をこの凍った景色に投げかけているのだ。
彼らは肉体から分離した亡霊であり最後のマグスが死ぬべき世界へ真夜中にやってきて、恐怖を案内するのだ。
あなたは世界を破壊させる力があるマグスに対してただ唯一の力を使う。
ブラッドソードは人類の全てのの望みなのだ。しかし、それはあなたの勝利を保証するものではない。
マグスは2世紀の間、亡命して生まれ変わる計画を持っていたのだ。
あなたは大いなる勇気と力をもって、その時よりも前に彼らを止めることができるだろうか。

 

 間違いだらけの翻訳になっていると思うが、それらしくは訳せたではないか。ちょっぴり自信がついたぞ。

サブタイトルについては、正しくは「スパイトの壁」なのはわかっているが日本版1〜4巻のノリに合わせてみた。

それからこのコンテンツに対して、「おいおい、わからないのに無理するなよ」などとという突っ込みは不要である。

英語力のない人間が、洋書に悪戦苦闘する姿を笑って読んでいただければよい。そんな主旨で書いているのだ。

ただし助言や訂正の指摘は大歓迎。協力してもらえるものなら是非サポートしてもらいたい。

 

 

2003年4月

 ブラッドソードシリーズはゲーム前のルール説明が長い(全41ページ)のが特徴だが、このあたりは読まないことにした。

まともに読めば、ヘタするとここだけで一年くらいかかる気がしたのだ。省略できる文章があれば、少しでも省略して時間を節約したい。

それにルールの大筋は、日本語版の1〜4巻のものと同じだろうから大きな問題はあるまい。

 そのかわりに「ヤズトロモの庵」というブラッドソードのファンサイトを参考にさせてもらう。

こちらの管理人さんはブラッドソ−ド5巻の現物を入手しており、その表紙画像やルールの改訂部分を紹介しているのだ。

 特にプロローグ(INTRODUCTION)部分の和訳が掲載されていたのは嬉しい。おかげでここも翻訳の時間が節約できる。

そんなわけで、パラグラフ1から翻訳を始める。いよいよスタートだ。

「 There is no place more dezolate in all Creation tham where you stand now, Before the ruins of the City of Spyte.」

 うぉ、出だしからいきなりわからん。

 ビックファットの本では、物語の流れを壊さないためにわからない単語はひとまず無視して読みましょう。と書いてあったのだが。

place と more と dezolate と Creation と tham と where と ruins の意味がわかんねー。

全体の3分の1もの単語がわからないのに、どうして無視して読むことができましょうか。

辞書で調べて見ると、place(広場・都市) more(もっと多くの) dezolate(荒れ果てた) Creation(創造) tham(〜よりも)

where(どこに) ruins(破壊させる)とあった。

 しかし、単語の意味がわかっても文章としてわかりにくい。とりあえず適当に訳して見る。

「あなたは今、創造がつかないほど荒れ果てた広場に立っている。目の前に破壊されたスパイトの町が広がった」

いやいや、なにか違うな。それじゃCreationは“創造”じゃなくて“想像”になってしまう。

念のためBefore(〜の前に) stand(立つ)も辞書で調べたが、文章の組み立ては謎のままだ。

結局、あなたが寒寒とした光景のスパイトの廃墟にたどり着いたところから、物語が始まった。という、ことさえ分かればよいと納得することにした。

ここまでの時間は約30分。時間がかかりすぎる。

この調子では、およそ2ページにわたるパラグラフ@を読みおえるのにいったい何日かかるのだろうか・・・・・・。

 

しばらく、一日一時間ほどもくもくと翻訳する日々が続いた。

 「雪片が目に刺すように吹き付け、唇もすっかり冷えてしまっていた。あなたはブラッドソードの柄を握り締める。

救世主のために大天使が鍛えた神聖な刃は、あなたに勝利をもたらす唯一の力となるだろう。

その剣はまるでエネルギーをもって生きているかのように見えた。真のマグスが近くにいることを知覚しているのだろうか?

あなたは天空を目をこらして見つめた。太陽は地平線低いところでじりじりしていた。まもなく不気味なマグスの5つの星が北へ生じるだろう。

あと数分で夕闇になる。あなたはこの都市の中でさまざまな手段をつくして、マグスの復活の場を探し出さねばならない」

 おお、結構うまく訳せたじゃん!と喜んだかと思えば、続く文章で、

「You have one other problem to think about.
A group of hunters you met yesterday told you they had seen another party heading towards The Caul−dron.」

あなたは他のやっかいな人間をあっちこっちにもっていた。

あなたは昨日狩の一団と出会って話した。大釜の方にもう一つの一団が向かっているのを見た。・・・・・・って、はぁ???

と、わけのわからない翻訳になってしまうものもあった。上の英文がわかる人は、どうか私に教えてほしい。

 そんなこんなで、パラグラフ@を読み終わる頃には4月も終わろうとしていた。まるで解体新書を翻訳した杉田玄白の気分だ。

 

 

2003年5月

 今月はあまり時間をとれず、読んだのは2つ目の短いパラグラフだけ。うーん、これでは一ヶ月に1パラグラフのペースではないか。

この調子では最後まで読み終わるのが、単純に計算して50年後となりそうだ。後半でペースアップしないとまずい。

 「バジリクスがこちらにむかってくる。僧侶がいるか?もしいれば382へ進んだほうがいい。そうでなければ戦うか(280へ)、走り去るか(393へ)どちらか一方を選ばなくてはならない」 

 やっと最初の選択肢にたどりつく。そう、ゲームブックなので必ずしも全てを翻訳する必要はない。選択誌の先だけ読めばいいのだ。

とはいえ普通のゲームブックより、遥かに選択肢での決断が慎重になってしまう。

 残念ながら僧侶はいない。4巻の冒険を終わるまでに、こちらのパーティは戦士、僧侶、魔法使いが死亡してしまったのだ。

今の主人公はレベル10の盗賊1人だけだ。もし戦うとなると、いくらブラッドソードがあっても戦力的に厳しすぎる。

 なるべく戦闘を避ける方針で、“走り去る”を選択した。パラパラと先をみると、また長いパラグラフが登場する。

ううっ、冒険は始まったばかりだ。くじけてはいかんぞ。

 

それから、4月で書いていた

「You have one other problem to think about.
A group of hunters you met yesterday told you they had seen another party heading towards The Caul−dron.」

の文章だが、このコーナーを見ていた我が奥様が翻訳してくれた。

「あなたにはもう一つ気がかりなことがあった。あなたが昨日会ったハンターのグループが、あなたに“彼らは他のパーティが大釜の方へ行くのを見た”と言った」

えへん。妻おおいばり。

みなさん・・・これで正しいのですか?大釜って何?地形か地名なのでしょうか?

 

 

2003年6月

 以前から謎だったCaul−dron(直訳すると、大釜)であるがその意味がやっとわかった。

掲示板に親切な方が書き込んでくれたのだ。

それによるとこの場合、Caul−dronは釜状の陥没地を表しており、「奈落」とかそんな風に解釈するらしい。

本書の場合は冒険の舞台であるスパイトの街そのものをさすともいえる。

いやー、これで全体のイメージがつかめた。世の中は捨てたものじゃない。太郎さん、ありがとう。

そう思っていると、他の方々からも反響のメッセージが掲示板に書かれていた。意外にThe Walls of Spyteを読んでいた人がいることに驚く。

ふーむ。なんだが英文が読めないのは私だけみたいな気分になってきたぞ。

 さて肝心の読解の状況だが相変わらずのスローペースで、今月はパラグラフ3つ分しか読んでない。

As you flee,you sense rather than hear the silent flight of the Razor Birds pursuing you.

(あなたは逃げながら自分にカミソリ鳥が音もなく追跡してくるのを感じた)

Razor Birds って、カミソリ鳥でいいのかなぁ。特定の鳥の名前があるのではないのだろうか。

などと思って読んでいたら、カミソリ鳥に背中を襲われた。サイコロ3つ分のダメージ。

サイコロを振ると・・・10。レベル10の盗賊の最大ヒットポイントは60だから、残りヒットポイントが50。ちょっと痛いなぁ。

場面は変わって奈落の端にたった。奈落の底からは地獄の炎と悪臭がたちのぼり、我が盗賊は思わずローブの端で鼻を覆う。

冒険は今こそ始まったのだ。

 

 余談だが通販で洋書ゲームブックを一冊買った。

コレクター精神はないので、今まで洋書ゲームブックには手をださなかったのだが、未訳の海外作品には興味がある。

それに簡単なゲームブックならなんとか読めそうだと思ったのだ。

タイトルはConquest of the barbarians(蛮族の征服)。

実はあの近代映画社から発売された騎士と魔法使いシリーズの第17巻目である。

日本では8巻までしか翻訳されていないうえに、日本語版自体もレアな存在なので相当マイナーな本かもしれない。

だが本全体でわずか104ページしかない短い作品ながら、雰囲気のいいゲームブックなのだ。

原書では小学校高学年くらいが対象らしい。きっと極端に難しい文章もないと思われる。

こちらもぼちぼち読解にチャレンジしてみたいものだ。いや、楽しみ楽しみ。

入手の為、送料や手数料込みで5000円近くかかったことは忘れておこう。

 もう一つ、翻訳ソフトも買った。英語サイトや英文メールが瞬く間に日本語に!というやつだ。

2000円だったし、この手のソフトの評判も聞いていたので、正直あまり期待していなかった。

しかし、実際に英語サイトを訳してみると、確かにとんでもない訳が多いものの、大雑把な意味くらいはわかるようになったのだ。

おかげで海外のゲームブックサイトをしばらく見物して楽しむことができた。これはけっこう感動した。

当然ながら、この調子ならゲームブックの翻訳にも使えるかもしれんと考えて見た。

さっきの文章を試しに翻訳ソフトに訳させてみるとどうなるだろう?

As you flee,you sense rather than hear the silent flight of the Razor Birds pursuing you.

翻訳後↓

(逃げる時に、あなたを追跡しているかみそり飛んでいく鳥の静かな群れを聞くというよりも、感じ取ります)

アハハハハ。やっぱり変な訳だ。やはり地道にがんばろうっと。

と思っていたら、パソコンをのぞいていた奥様がつっこんできた。

「あんたの翻訳も変。“あなたは逃げながら”のところは“逃げる時に”の方が正しいのよ。“As”は、“〜しているときに”の意味だから」

そんなわけで奥様によると、

(逃げる時に、あなたは、あなたを追跡しているかみそり鳥の静かな群れの音を聞くというよりも、感じ取る)

という意味だそうだ。

うー。私の翻訳は時間がかかるうえに、翻訳ソフト以下ですか?なんだか悲しくなるなぁ。

 

 

2003年7月

 さて、次のパラグラフがあるページをプリントアウトしてと・・・・・・・・・あれっ。プリンタの調子がおかしい。

パソコンのモニターを見ながら訳すのは目が疲れてやだなぁ。プリンタが治ったら読解を再開しよう。

 そんなことをぐずぐず思っている間に日にちは過ぎる。

結局のところ、用紙を買って職場のプリンタを使って、こっそり全部印刷。

これでいちいちパソコンからデータを引っ張り出す必要がなくなったが、翻訳自体、今月はほとんど進んでいないな。

ま、そんな月もある。気長にいくさ。8月はがんばろう。

 

 ふと、中学生向けの英和辞典を使うことを思いつく。

中学1年レベルの英語力しかない私には、文章の5割くらい単語の意味がわからない。

中学生向けの英和辞典というのは、一般の英和辞典より掲載されている英単語は少ないのだが、そのぶん検索はしやすい。

翻訳作業の大半は辞書をめくっている時間なので、時間の節約になるかと思ったのだ。

というわけで、普通の辞書と中学生向けの英和辞典の2冊を用意して、翻訳をしてみる。

shimmer(きらめく、輝く)

slaved(奴隷)

sacrifices(いけにえ、犠牲)

madden(発狂する)

shriek(叫ぶ)

entourage(側近・随員)

malevolent(悪意・憎しみをもつ)

chains(束縛・鎖でつなぐ)

どれもこれも中学生向け英和辞典にゃ、全然載ってねぇ!

あえなく作戦失敗。

 

 

2003年8月

 「8月はがんばろう」といったのに今月もちっとも読解が進んでいない。

いや、別に翻訳作業を全然していないわけではないぞ。

ちょっと読み方を変えて、パラグラフ内のわからない単語を先に全部辞書で調べてから、翻訳を始める作戦に変えただけだ。

このコーナーが閉鎖することは、今のところはないので安心してほしい。

しかし人間というものは楽に生きたがるもの。

最近では本屋に行くたびに「なにか簡単に翻訳できる極意を書いた本でもないものか」と、つい英語教材関連のコーナーも除いてしまう。

まあそんな虫のいい話しはないのだけどね。いまのところ「ビック・ファット」の本よりも簡単なものはありそうもない。

ところが・・・妙な本が目にとまった。

幻冬舎から出版している「ブースケとパンダの兄をたずねて三千里(山田真美著)」である。

表紙カバーに安っぽいブタとパンダのイラスト。

そして「中学2年生までに習う単語だけで英語はここまで話せます」という誇らしげなキャッチコピーの帯が書店の棚で目立っていた。

またインパクトだけの本が出たなと思いつつ、パラパラと読んで見ると、 その内容に目を疑った。

こ、これは、ゲームブック!?

この本の主旨は、ブタとパンダが繰り出す物語に沿って、英語レッスンをおこなっていくというもの。

ここまでは普通だが、このお話しというのが途中で何度も分岐している。つまりゲームブックのスタイルそのものなのだ。

買わなくては。

そう思ったのだが、すぐに頭の中にいる理性の声がした。

(おい、本気でこんなバカバカしそうな本を買うのか?)

そうなのだ。脱力形のイラストからして見るからに、つまらなそうな本に思えるのだ。

試しにオープニングを読んでみた。要約すると、こんな出だしである。

パンダの元に幼いころ生き別れになった兄となのる人物から、助けを求める手紙が届いた。
兄を狙う敵とは、 REVIVERのボスBOBである。
REVIVERとは世界中を回文(“しんぶんし”とか“竹やぶ焼けた”とか逆さに読んでも同じ文章になる言葉)で征服しようと企む秘密結社なのだ!

くっ、やっぱりくだらねぇ。でも気になる。

買うか買うまいか、頭の中でいろいろな声が聞こえてくる。

(バカッ。ゲームブックっぽいと言うだけでこんな本を買ったら、それこそマニアかコレクター扱いされちまう)

(そんなの、いまさら手遅れだよ。どうせ落ちるならトコトン行こうよ・・・)

(だがそいつを買ったら、今注文しているハービー・ブレナンの本はどうなる?両方買う金なんて残っちゃいないんだろ)

(それは・・・やさしい僕の奥様がきっと援助してくれるよ。たぶん、きっと、だったらいいなぁ)

(ありえない!いつまで夢みたいなこと考えているんだ。もっと現実をみろ!)

私は本を手に取ったまま、レジの前をしばらくうろうろしていた。

結局のところ買いましたけどね。

それで実際に読んだ感想はというと、まあこれは各自で購入して確かめて下さいな。

面白かったかどうかは別として、ブラッドソードを翻訳する力にはなりそうもないです。

 

 

2003年9月

 英語と飽くなき戦いを続ける私。その努力が天才的なヒラメキをもたらした!

それは何かと言うと、羊睡眠法の画期的な意識革命である。

羊睡眠法とはあの、眠れないときに「羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が四匹。羊が・・・・・・」と唱え続けると良いというあれだ。

あなたは本当に「羊が一匹」などと言いながら眠れるだろうか。私はあの方法で眠れたことなど一度もない。

羊を数えることに意識が向いて、どうにも安らげないのだ。

羊睡眠法はまことしやかに伝えられただけの、効果のないおまじないである。

そう思っていた。

しかし、しかーし!

羊睡眠法の発祥の地が海外だということに思い当たった私は、衝撃の事実に気がついたのだ。

羊を英語ではなんと呼ぶだろうか?

答えは、sheep(シープ)である。

対しておまじないの目的である睡眠のことを何というだろう?

そう、sleep(スリープ)だ。

sheep(シープ)とsleep(スリープ)。語感が似ていることがおわかりだろうか。

つまり羊睡眠法とは、「眠れ眠れ・・・」に近い語呂合わせの言葉を、念仏のように唱えることで効果を発揮するものだったのだ。

このことがわかると、日本に伝わっている「羊が一匹、羊が二匹」は、まるで無意味な言葉だということがわかる。

海外の言葉をそのまま訳すことによって、本来の目的を失ってしまったのだ。ただ忠実に訳すことが翻訳ではないという良い例だろう。

ここで私流の訳し方として、羊の代わりに日本語の「眠り」という言葉に近い「ねむの木」を数えることを提案したい。

羊睡眠法ならぬ、ねむの木睡眠法。こちらの方が必ずや効果があるであろう。

「ねむの木が一本、ねむの木がニ本、ねむの木が三本、ねむの木が四本。ねむの木が・・・・・・」

 

ぐうーーーーっ。

んっ、むにゅ、むにゃ。ふぁーーーーーぁあぁあ。

はっ、しまった!今月も寝てばかりで、ちっとも翻訳できていなかったぞ!

すまぬ。来月こそ再開するから、カンベンしておくれ。

(いいわけするのになんて無意味な前フリなんだ!と、怒らないように)

 

 

2004年2月

 長期間コーナーが中断して申し訳ないです。しかし、翻訳をあきらめたわけではありません。

ちゃんと冒険は続いているのです。

危なっかしい橋をわたりはじめると、触手をうねらせながら不気味な敵が襲いかかってきました。

ここで僧侶がパーティにいるか、魔法使いは魔法を使うかと尋ねられますが、残念ながらどちらも該当しません。そのまま戦闘シーンが始まります。

FLEE  5   4   3   2   1   D    

Demon- Lord
Figthing Prowess : 12
Damage per blow : 3 Dice
Psychis Ability : 12
Awareness : 12
Armour Rating : 3
Endurance : 90 (less any wounds already inflicted)

Note: It strikes five times each Round (once with each of its wands). The wands are not ordinary weapons: they inflict damage by means of magical energy, and armour gives no protection.

今回はパソコンに備わっている辞書機能を利用してみたのだが、それでもPsychisって単語がわからないぞ。

そこで本物の辞書で調べると精神や霊魂のことだそうな。まあ、精神力のことだと解釈していいのでしょう。

1〜4巻の日本版のブラッドソード風に翻訳すればこんなところでしょうか。

悪魔神(D)
戦闘力=12
打撃力=サイコロ三つ
機敏度=12
精神力=12
鎧強度=3
生命力=90

注:デーモン神は各ラウンド(その棒のそれぞれを持って一度)あたり5回攻撃してくる。
棒は普通の武器ではなく、不思議な力によってダメージを与えるため、
鎧強度は無効

 翻訳が終わったら、それで満足してよいわけではありません。

今度はこの悪魔神と戦わねばいけないのです。

むちゃくちゃ強そうな敵に対して、こちらはレベル10の盗賊たった一人。ただし逃亡は可能のようです。

強力なブラッドソードの力と、身をかわす技術などの盗賊の特殊能力を考慮して、勝敗を予想してみます。

その結果、勝ち目は薄そうだと判断。ここは化け物に背を向けて、橋を引き返すことにしました。

それでも逃亡と引き換えに攻撃を受けて、こちらの残り生命力が27。

序盤にもかかわらず、冒険はかなり厳しいようです。他の安全そうな道を、選んで進まねばなりません。

 

 

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