ゲームブックとは? 一言でいえば自分が主人公になる本ね。 本のお話しを読んでいると時々、「私だったらこうするのに!」とか思ったことはない? ゲームブックは、お話しの先を自分で選ぶことができるの。 TVゲームをする人には、“サウンドノベルみたいなもの”と言ったらわかるかしら? ゲームブックの物語は、たくさんの小さな章に分かれているわ。 その一つ一つの章のことをパラグラフと呼んでいて、それぞれに番号がつけているの。 各パラグラフの最後には分岐点があって、その指示どおりのパラグラフに進む。 それを繰り返していれば、やがて一つの物語が完成するわけよ。 わかりやすく竹取物語を例にとってみるわね。
このとき、本当の故郷の月に帰りたいという気持ちと、 おじいさんたちといつまでも住みたいという2つの気持ちに、かぐや姫は揺れ動いてる。 でも、本当の竹取物語ではかぐや姫は月に帰っちゃう。 普通の本なら、読者がどう思おうとそれを読んでいくしかないわね。 これがゲームブックだと、さっきの文章の後にこんな選択肢がついているの。
この後、読者は2番か3番の、どちらかのパラグラフを選んで読み進むわけ。 つまりここでの、かぐや姫の行動は読者の判断で決めることができる。 当然その結果、物語も変化するということね。 じゃあ、ここで“私は月に帰りません”を選んでみると、
と、続くわけ。 だいたいわかったかな?わかったら実際にゲームブックに挑戦してみましょう。 まだわかんない人も、“百聞は一見にしかず”というし、とにかくやってみよう! ゲームブックが大ブームだったのは1990年前後だけど、うれしいことに最近は また人気が復活して次々と昔の名作が復刊されているわ。 そこでこのサイトでは代わりに短いWebゲームブックを用意しているから、 実際のゲームブックは、パラグラフが400くらいあったり、主人公の持ち物や体力を メモしたりと複雑なルールの作品が多いけど、体験版くらいにはなると思うわ。 そして面白そうだな、と思ったなら左の表を参考に本物を入手してみてね。 長い説明はこれで終わり。 あなたが“あなたの小さな物語”を楽しんでくれることを願っているわ。
(参考) ゲームブック解説リンク |
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