今でも販売しているゲームブックは、ちゃんとあります。
本屋で普通に注文できるゲームブックを紹介しますね。
* 出版が新しいものほど上に掲載しています。
はみだしゲームシリーズ(奥谷道草 著/白夜書房)
月刊パズル誌、クロスワードランドのページ欄外を利用して毎月連載しているミニゲームブックです。
短い文章量の中に毎回、趣向の違うパズル要素が織り込まれているうえ、気軽に楽しめます。
火吹山の魔法使い(スティーブ・ジャクソン イアン・リビングストン 著/扶桑社)
〈火吹山〉のダンジョンの奥には、伝説の財宝が眠っているという。
だが、それを手に入れるには、危険な迷路を抜け、モンスターと戦い、最強の魔法使いを倒さなければならない。
本書の主人公は、きみだ! きみ自身が、知恵と勇気をかけて、この冒険へ出発するのだ……!
ゲームブックをブームにした元祖ともいえる作品。
シンプルな内容ながら冒険の魅力がつまった作品なので、最初に挑戦するゲームブックとして最適です。
シャムタンティの丘を越えて ソーサリー1(スティーブ・ジャクソン 著/創土社)
魔の罠の都 ソーサリー2(スティーブ・ジャクソン 著/創土社)
七匹の大蛇 ソーサリー3(スティーブ・ジャクソン 著/創土社)
諸侯の王冠 ソーサリー4(スティーブ・ジャクソン 著/創土社)
かつて、世界各国語に翻訳され、熱狂的なファンを持ったゲームブックがあった。不朽の名作、ソーサリーシリーズが訳も新たに再登場。
あなたも武器を手にとり、カーカバードの地へ降り立とう。
ゲームブック界でもっとも多くの人々に読まれたであろう作品。かつて創元推理文庫で発売されていたあのソーサリー4部作です。
今回「火吹山の魔法使い」と同じ浅羽莢子さんによる新訳で復活しました。君も壮大な冒険へ旅立ちましょう。
暗黒城の魔術師(ハービー・ブレナン 著/創土社)
ゲームブックブーム初期に二見書房より「ドラゴンファンタジー」の名で親しまれていた、原題「グレイルクエスト」シリーズが装いも新たに復活。
君はピップとなり、エクスカリバーJrを携え、数々の冒険へと出かけるのだ!
根強いファンの多い、楽しいファンタジー冒険小説のような作品。
ゲームブックならではの仕掛けを生かしたユーモアに、読者は惹き込まれること間違いなしです。
竜の血を継ぐ者(中河竜都 著/創土社)
流浪の身になった私、レイラ・ヴィーク。腰には、あの夜エリックに渡された長剣エクセリーナ。これは彼の誕生にかかわるものらしい。
彼がここに来る前のことはよく知らないが、物心ついた時からこの剣を持っていたという。
剣の柄にはすっかり汚れてしまっているが、唐草の見事な紋章が施されている。
自由に移動ができる双方向システムのゲームブックの決定版。
ゲーム性重視の内容で、読者の数だけ多彩な攻略方法を編み出すことが可能です。
送り雛は瑠璃色の (思緒雄二 著/創土社)
男雛 わだつみに 女雛 わだつみに みたま結びて、天の川のぼる
「流し雛」という伝統的な行事は、昔、日本のあちこちでふつうに見ることができた。
人の世の穢れを背負ったまま漂泊し続ける人形達に思いを馳せるゲームブック。1990年社会思想社刊の新版。
多くのファンが、日本が生み出した最高のゲームブックと評価する作品。
ルールを極限まで簡略化したうえ、徹底的に和の世界を掘り下げて作られた奥深いストーリーが特徴です。
展覧会の絵 (森山安雄 著/創土社)
あなたはふと気がついたらこの国にいて、琴を片手に吟遊詩人をしていた。
自分の名前も、記憶も全て失ってしまったあなた。自分は何者なのか、この世界は何なのか。
さあ、出発しよう。真実を求めて、町から町へ。長い旅へと出かけよう。人気ゲームノベル、待望の復刊。
昔、創元推理文庫から発売された、感動的なラストにとても泣ける作品。ついに創土社から復刊しました!
同名のクラシックをモチーフに作られていて、10枚の絵の世界を旅する幻想的な物語になっています。
パンタクル1.01 (鈴木直人 著/創土社)
数年前に襲った天変地異はシャンバラーへ流れ込む大気の流れを変えてしまい、森は枯れ木の荒野と化していた。
「如意宝珠を探すのだ。鬼哭谷のどこかにある如意宝珠を探し出し、その亀裂に投げ込め!それ以外に手だてはない」父の遺言を耳にした第二王子は故国を救うために立ち上がった。
黒魔術の天才にして、数多の冒険譚で知られるその王子は名をメスロンといった。
かつて圧倒的な人気を誇っていた、魔術師メスロンのゲームブックが復活しました。
ゲーム性を重視しているのでルールがとても複雑ですが、職人芸のような完成度を誇る文句なしの名作です。
チョコレートナイト (鈴木直人 著/創土社)
あなたは森で暮らす温和なファジィ族の勇者、ポポレイポラ。
戦うのは得意じゃないけど、いつもお世話になってる、お姫様が泣いているのを黙って見ていちゃあ、義理人情に厚いファジィ族の名がすたるってもんだ。
悪い魔法使いが住んでいる城まで乗り込んでお姫様を助けてあげなくちゃ。
児童書のようにとってもほのぼの。でもしっかり冒険ができる作品です。
ルールは簡単ながら、謎解きに挑戦するシーンが多くてパズル本感覚で楽しめます。
ちょっと外伝ゲームブックを作ってみました。
かぎばあさんの家みつけた (手島悠介 著/岩崎書店)
大介のクラスで班がえがありました。
大介は、幸一をじぶんの班にさそおうとしたのですが、洋と美雪はいやみたいです。
さて、班がえはどうなる…?さあ、ここからがかぎばあさんのゲームブックのはじまりです。きみがえらぶ道によって、お話はちがう方向にすすんでいきますよ!
パラグラフ数がわずか12しかないゲームブックです。ボリューム的にも絵本みたいな感じかな。
そのかわり、1パラグラフ1パラグラフが長くて、道徳的に考えさせられる内容です。